夏の出張や旅行でビジネスホテルに宿泊する際、注意しておきたいのが「熱中症」です。
外出先では暑さ対策をしていても、ホテルの客室内で無防備になる人は少なくありません。実は、総務省のデータによると、熱中症の約4割は「住居内」で発生しています。
つまり、ビジネスホテルの客室=熱中症のリスクがある空間ということ。
短時間の滞在でも、対策を怠れば体調を崩しかねません。
今回は、ビジネスホテルで熱中症を防ぐための5つの実践的対策と、最後に寝苦しい夜を快適にするおすすめのアイテムを紹介します。
空調チェックは最優先。冷房の効きにくさは即相談を

チェックイン直後、まず最初に確認すべきは「空調の状態」です。
特に地方のビジネスホテルや築年数の古い施設では、「集中管理型空調」の場合もあり、自分で細かく調整できないケースもあります。
対策ポイント
• 入室後すぐに冷房を強モードで起動
• 25〜27℃を目安に温度設定
• 冷えにくい場合はフロントに相談するのが吉
なお、冷房の直風が苦手な方は、サーキュレーターの貸し出しをしているホテルもあるため、事前に確認しておきましょう。
水分補給は「のどが渇く前」に。ペットボトル1本常備が基本

暑い外回りのあと、ホテルに戻って安心した瞬間が一番危険です。
「喉が渇いてから飲む」では遅く、こまめな水分補給こそが最大の予防策です。
意識したいポイント
• チェックイン時に水やスポーツドリンクを購入
• 就寝前・起床後にコップ一杯の水を習慣に
• 利尿作用のあるコーヒー・お酒はほどほどに
ホテルの自販機は割高なことも多いため、外出時にまとめて買っておくのがおすすめです。
お風呂は短時間で入ること。湯上がりの体温上昇に注意

暑い日の入浴は、体にこもった熱を逃がしにくくします。
仕事の疲れを癒やしたい気持ちはわかりますが、熱中症リスクを考えると長風呂はNGです。
ポイント
• 38℃以下のぬるめの湯に短時間(10分程度)
• シャワー後は体を冷やしすぎないようタオルで包む
• 湯上がりには水分補給を忘れずに
バスルームに湿気がこもると、部屋全体の温度が上がるため、入浴後は換気を忘れずに。
窓とカーテンの使い方で室温を制御

西日が差す部屋や低層階は、昼間に室温が上昇しやすい傾向があります。
外出して戻ったとき、部屋がムワッとするのはそのせいです。
こんな工夫を
• 外出前に遮光カーテンを閉めておく
• 室温が高い場合は一時的に窓を開けて換気
• 扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる
部屋の構造によっては窓が開かない場合もあります。そうしたときは冷房と併せて空気を攪拌することで体感温度を下げることができます。
寝具と部屋着の見直しが、熱中症対策のカギ

ビジネスホテルの部屋着は「浴衣タイプ」が多いですが、通気性が悪く寝苦しさの原因になっていることがあります。
また、厚めの布団で暑さを感じると、夜間に脱水症状を起こすリスクも。
見直すべきポイント
• 吸湿速乾素材のマイ部屋着を持参
• 羽毛布団が暑い場合はフロントにシーツの追加を依頼
• 首元やわきの下を冷やすと体温を下げやすい
快眠+熱中症対策におすすめの一着
【冷感ルームウェア(吸湿速乾タイプ)】
「ホテルの浴衣が暑くて寝苦しい…」という方に、筆者が今とても興味ある商品がこちら
薄手でさらっとした肌ざわり、寝返りをうってもまとわりつかない、夏場のホテル滞在に最適な1着です。医療機器として届出されており(届出番号:13B2X10608000003)遠赤外線の血行促進作用により疲労や筋肉のこり等の症状を改善する効果があるようです。 血行促進作用効果により疲労軽減、筋肉のコリ等の改善、疲労回復効果が期待できます。身体から発する遠赤外線を輻射する素材、SELFLAME(R)を使用。それによる血行促進作用効果が認められています。
値段は少し高いですが、冷感かつ疲労回復効果もあり出張にはもってこいの商品だと思います。
まとめ|ホテルの中でも「熱中症対策」はマスト

出張先のホテルでは「もう安心」と気が緩みがちですが、室内でも熱中症は起こります。
むしろ気が緩んだタイミングだからこそ、体温の急上昇や水分不足に気づきにくく、症状が悪化することも。
今日からできる5つの習慣
1. 空調の確認と早めの冷房運転
2. ペットボトル常備でこまめな水分補給
3. シャワー中心の短時間入浴
4. カーテン・窓・換気で室温調整
5. 冷感かつ疲労回復効果のあるルームウェアで快眠確保
ホテルの滞在を「単なる寝るだけの場所」にせず、自分の体を整える大切な空間として扱いましょう。
そして、ほんの少しの工夫と便利アイテムで、快適さと安全性は大きく変わります。次回の出張・旅行には、冷感ルームウェアをお忘れなく。
「快眠=明日のパフォーマンス」に直結します。
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